2011年04月27日

138. 名所江戸百景69 綾瀬川鐘ヶ淵

名所江戸百景シリーズの第69弾、今回は、綾瀬川鐘ヶ淵である。

綾瀬川鐘ヶ淵.jpg

この絵は、隅田川西岸から、綾瀬川合流口を望んだ絵である。手前にアップで合歓の木を配置している、広重お得意の構図である。隅田川には筏が描かれている。ここは綾瀬川が合流することもあり、昔の舟人からは航路の難所として恐れられ、とくにその名が高くなった所。いざ、向かわん、と、いったところか。

筏に乗る男の装束、腕と足を捲り上げ夏を思わせる。はねたのわたし弁天の社での男の足と同じである。又、合歓の木は夏の季語であり、よって、この絵は夏の絵である。

『鐘ヶ淵』の地名は、隅田川がこの辺で直角に曲り、これが大工の使う指矩に似ていることから名付けられたと言われる。又、隅田川西岸、石浜にあった普門院が亀戸村に移転する際、その梵鐘が川に落ち、今にいたるまで引き揚げられずに沈んでいるという伝説から名付けられたとも言われている。

安政5年(1858年)の地図

綾瀬川鐘ヶ淵.JPG

隅田川が見事に直角に折れ曲がっている。その曲がり口に綾瀬川が合流している。その辺りに『鐘ヶ淵』の文字も確認できる。又、左には奥州道も確認できる。

現在の地図


より大きな地図で 綾瀬川鐘か淵 を表示

隅田川の様子はそのままだ。綾瀬川と隅田川の間には荒川が出来ている。赤ポイントが広重推定立ち位置、赤ラインは推定視線。

そこでの写真

cameraroll-1303650246.874533.jpeg綾瀬川鐘ヶ淵.jpg

合歓の木は無いが、雰囲気は出ているか。

以上
posted by Yogi at 07:21| Comment(0) | 名所江戸百景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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