2011年02月11日

106. 名所江戸百景37 両国花火

名所江戸百景シリーズの第37弾、今回は、両国花火である。

両国花火.jpg

この絵は、武蔵の国の側からと下総の国の側から、どちらの説もあるらしい。が、私は武蔵の国の側からの絵と推定する。理由は2つある。一つは向こう岸に街の明かりが一つも見えないということだ。東岸からなら、屋敷や町が隅田川沿いにあり、神田川河口部の料亭など、間違いなく賑わっていたはずである。一方、西岸からだと、ちょうど安宅濱に当たり、御船蔵があった所。夜はだれも務めていないから街明かりが無い。2つ目の理由は、広重の足跡である。回向院→元柳橋→両国広小路と来て、北を望んで浅草川大川端宮戸川、南を望んで両国花火を描いた。

安政5年(1858年)の地図

両国花火.JPG

両国橋北側西岸には松平伊賀の屋敷や神田川柳橋の料亭があった柳原町や平右衛門町が見える。南側東岸には御船蔵が見える。

現在の地図


より大きな地図で 両国花火 を表示

ブルー・ポイントが広重の推定立ち位置、赤いラインが浅草川大川端宮戸川の視線、グリーン・ラインが両国花火の視線、利根川ばらばら松・堀江ねこざねと同じく、同じ立ち位置からの省エネ画法と推定する。

そこでの写真

IMG_0275.JPG両国花火.jpg

撮った時間は朝の7時過ぎ。南東に向かっての写真なので逆光。露光の調整をしたが、明るくし過ぎたか。

さて、この両国の花火は他にも幾つも描かれている。

まずは江戸名所図会 両国橋

両国橋.gif

其の二

両国橋 其の二.gif

北斎 江都両国橋夕涼花火之図

北斎_江都両国橋夕涼花火之図.gif

これは両国広小路からの視線だ。

国虎 江戸両国橋夕涼大花火之図

歌川国虎_江戸両国橋夕涼大花火之図.jpg

龍馬伝オープニングで御馴染、橋本貞秀 東都両国ばし夏景色。これ、すごい絵です。

橋本貞秀_東都両国ばし夏景色.JPG

広重 江戸名所 両国花火

江戸名所 両国花火.jpg

歌川豊春 両国花火図

歌川豊春_両国花火図.jpeg

歌川豊国 東都両国橋川開き繁栄之図

歌川豊国_東都両国橋川開き繁栄之図.jpg

まだあると思うが切りが無いのでこの辺で。それにしても、賑やかだったんだ、両国は。

以上
posted by Yogi at 15:02| Comment(0) | 名所江戸百景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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