2011年02月02日

93. 名所江戸百景24 永代橋佃しま

名所江戸百景シリーズの第二十四弾、今回は、永代橋佃しまである。

永代橋佃しま.jpg

絵を見て簡単に分かる通り、この絵は、隅田川に浮かび、永代橋の橋桁の間から、南側、佃島を望んだ絵である。

佃島は、1590年(天正18年)8月1日、家康が関東下降の際、摂津国佃村の漁夫33人が江戸に移り、1645年(正保2年)に元々あった砂州に土砂を埋め立てて島とし永住することとなり、この島を故郷にちなんで佃嶋としたのが始まり。

安政5年(1858年)の地図を見てみる。

永代橋佃しま.JPG

真ん中上に永代橋が見える。そのまま隅田川を河口に向かって目をやると、石川島、佃島が見える。

現在の地図


より大きな地図で 永代橋佃しま を表示

ブルーポイントに対し左から流れてきている川は日本橋川。再び、安政5年の地図を見て欲しい。安政5年の頃、永代橋はここ日本橋川の袂に掛っていた。現在の地図では黒線で表している。広重は、ちょうどこの辺りから佃島、正確には石川島を視点に捉えていたのだと推定する。

現在の写真

IMG_0291.JPG永代橋佃しま.jpg

橋と水面の間が狭いので、広重の絵のようにはならない。かろうじて、その間から佃島が見えている。佃島には、CMでもよく使われるリバーシティが聳え立っている。夜は、永代橋もライトアップされ、リバーシティもあり、これはこれで現在の名所である。

-----2011/10/4の夜景撮り直し-----

IMG_0792-1.jpg永代橋佃しま.jpg

夜景、月、舟。この3つを揃えるのはなかなか難しい。特に月だが、調べると、南東にしかも半月が上がるのはそう滅多に無いことだ。月はすっかり諦めていて、気が向いたので寄ってみたら、この3つが揃っていた。なんだか良いことありそうな。

-----2011/10/4の夜景撮り直し-----

江戸名所図会にも描かれている。

永代橋.gif

左から流れ込んでいるのは日本橋川、つまり南から北への眺望。広重は逆向きから描いたことが分かる。

以上
posted by Yogi at 00:00| Comment(0) | 名所江戸百景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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